2017年11月23日木曜日

多動の息子と定型発達の娘:子ども達をもっと信じなきゃと思った出来事


多動傾向、知的障害のある自閉症スペクトラムの息子。

小学校二年生、運動発達は年齢相応のため、足も早く、走り回る息子についていくには、年々歳を取る親には厳しいものがあります^_^;

アスレチック遊具が広範囲に点在する広い公園では、迷子になることもしばしば。



そのストレスから解放されるために、移動支援を始めています。
小学校3年生までは、岐阜市では親同伴が求められるため、息子と娘と私の3人のお出掛けに、同行してもらっています。

移動支援では、小学校高学年くらいからは同性介護が良いそうです。更衣室やトイレなど、高学年ともなると、さすがに女子トイレには入れないですもんね。

うちはまだ低学年ですが、多動で、体力がありあまっているため、女性スタッフより、体力のある男性の方をお願いしています。

移動支援を使う前は、定型発達の娘は、息子の多動に振り回されるのを嫌がり、「もう疲れた」とおこっていました。

だから、移動支援を使えば、私と娘は、観光でもイベントでも、ゆっくり楽しめて、多動の息子をお願い出来る、心にゆとりをもって週末が過ごせると思いました。


ところが、いざ、使い始めると、娘も、息子の移動支援に来てくれるヘルパーさんと喋りたい、一緒に遊びたい、構って欲しい、という気持ちが強く、息子より前を歩き、塀に手や足をかけたり、道を外れたり、、、

そのたびに息子も真似をします(ToT)

また、息子について走り回る娘。
ヘルパーさんは、息子のための人なので、娘を見るのは私の仕事。
私は、息子はお願いできても、結局娘を追いかけなければいけません(ToT)

息子の迷子防止のための移動支援ではありますが、、、
面倒が増えているではありませんか!?





心身ともに疲れて家に帰りました。
疲れて長い間、うとうと寝てしまいましたが、二人とも楽しかったようで上機嫌でした。


移動支援は午前中のみの依頼だったため、夕方は、息子と娘とお買い物に行きました。

いつもなら、なるべく、平日の子どもがいないときに買い物に行くんですが、最近暇がなく、冷蔵庫がからっぽになり、仕方なく、子ども達と近所のスーパーへ。

私は、落ち着いて食材を選ぶのは無理だと分かって、通りすがりにあるいつもの食材をカートへどんどん入れて、なるべく止まらないように買い物をしています。

買い物の前半は一緒に回れるものの、野菜を選び終わって、お肉を選ぶ頃には、子ども達はいなくなり、、、(ToT)


息子が冷凍のおにぎりを持って、娘が息子を連れてきて「買っていいか、ママに聞くんだよ」と。

そのあと、シュウマイやら、ウエハースやら、カップケーキやら、次々と入れに来ます(ToT)

息子も、一応、買い物を楽しんでいるんですよね。
走り回る訳じゃなく、自分が食べるものを選んでいる。

娘も、ちゃんと息子から目を離さないようにして、息子をカートへ誘導している。

無駄なものを沢山カートへ入れられ、いなくなるため、ストレスはたまりますが、仕方ないのかなぁと思いました。

喜んで選んだものを、私は棚へ返すこともできず、全部買ってしまい、本当にこれでいいのだろうかと、毎度、悩みます。
でも、今は買い物を楽しむことでいいや、と割りきっています。

レジで小銭を正しく出せるようになってきた息子。
金銭感覚がつけば、買いすぎちゃだめなことも、きっとわかる日、しつけができる日が来るかな?




午前中の移動支援のことも、振り返りました。




娘は、息子の面倒を見てあげたいんだと思います。
いつも、息子を見てくれる娘に、ヘルパーが居るときはしなくていい、なんて大人の都合ですよね。

娘の優しさを認めて、もっと信じてあげなきゃな、って思いました。

で、結局、私の子育ては、ちっとも楽になりませんが、上手に息抜きするしかないですね^_^;

2017年11月15日水曜日

卒園旅行で行けなかった動物園へ 多動の息子と・定型発達の娘と・娘の友達と


息子も娘も、楽しみにしていた卒園旅行。当初の予定は東山動植物園。
2週目の台風の日だったため、
朝は晴れていたけれど、途中で雨が降ることを想定して名古屋港水族館へ。


自閉症発達障害)で知的障害の息子は、カレンダーが分かるため、1ケ月前からカレンダーを見ながら、動物園に行ける日を楽しみに待っていました。雨での予定変更は意外と混乱しないで、当日は「水族館!」と喜んでくれました。

息子は名古屋港水族館は初めて。
水族館は屋内のため、本人はつまらなかったようです。想像通り・・・
多動の傾向がある息子は、開放感がある屋内の東山動物園の方がお気に入りなんですよね。

▼こんな様子でした。
娘の卒園旅行は台風の日!多動の息子を連れてどうなる!?


やはり動物園に行きたかったようで、翌日に「動物園!」と怒って、小学校へ行くのを嫌がりました(汗)

仕方なく、週末に動物園へ行くことにしました。
またカレンダーで予定を伝えました。
そして、せっかくなので、娘の卒園旅行に一緒に行ったお友達も誘っていってきました。

卒園旅行の時は電車と地下鉄を使いましたが、今回は、車で行きました。
車は気が楽です。行きは早朝に向かったため、1時間超えくらいで着きました。

動物園につくと、モノレールに乗りたがったため、乗って、植物園まで行きました。




乗り物にも乗りました。



大きな動物を見てから、遊具で遊び、ボートにも乗りました。
せっかくなので、娘はお友達と乗り物に乗ったり、ボートに乗ったり、楽しみました。
娘たちはピンクのコアラのボートに乗りました。






それから、小動物を触れる方へ。最初はヤギに触っていた息子。



息子はここまででかなり疲れ、途中で寝ました(笑)


息子とこれまで2回程行ったことがありますが、途中で寝たことはありません。
多動傾向の息子のペースで私と娘が走り回って疲れ、帰りの車で寝る、という感じでした。

今回は、娘の友達がいて、2人が小動物に触っている間に寝ていました。



娘の友達がいたおかげで、息子も待ったり、いつもよりゆっくり回ることができました。

娘は、友達とゆっくり回れて、満足そうでした。



疲れにつかれているところ、最後に娘が残して置いたポップコーンを息子が食べたことで、娘の疲れと怒りが爆発。
「いっつも我慢してる。」と大泣きでした。
そこでまたポップコーンを買ってあげれば収まったのでしょうが、さんざん買い食いしていて、これ以上買うのもちょっと・・・ということで、なだめましたが、疲れて機嫌も悪く泣き止みません。

そこで、帰りの車の中で、娘に、「優しくしてくれてありがとうプレゼントチケット」を作ってプレゼントしてみました。
(下手な私の絵は、あまり見ないようにお願いします:笑)



初の試みでしたが、予想通り、大喜び。
下手な絵ですが、娘は今、私に少女漫画を描いてほしい時期で、プレゼントチケットやお手紙大好きな時期だったので、機嫌を直してくれました。



帰りの車は疲れて、二人ともぐっすり。爆睡!
寝ているところもそっくりの2人です。




その日の晩は疲れて寝てしまいましたが、次の日の夜には、こんな絵日記を描いてくれました。(左はベネッセで配布していたスタンプラリー)


東山どうしょくぶつえんにいってきました。
モノレールにのりました。
どうぶつをみてから
ぼうとの こあらの ぴんくのに のりました。
くるまみたいなやつも のりました。
たのしかったです。


ぴんくのに・・・
くるまみたいなやつ・・・
ぼうと・・・

日本語、結構おかしいですが、まだ年長なので、仕方ないかな。

きりんの絵、本人は気に入らなかったようですが、
何も見ないで描いたわりに、特徴をつかんでいて、
子どもらしい絵だな、と思いました。

褒めたら、喜んでいました。

<情報>東山動物園、名古屋港水族館、JR(100キロ以上)は、療育手帳で減免されますよ。

2017年11月7日火曜日

娘の卒園旅行は台風の日!多動の息子を連れてどうなる!?

娘の卒園旅行で、
園の先生には内緒でクラスみんなで行った、
名古屋港水族館のことを書きますね。



●娘の卒園旅行は台風の日!?なんでこんな日に・・・

定型発達の娘の卒園旅行は、2週間目の台風の時でした。
娘は本当に雨女です。息子は晴れ男、私は晴れ女なのに。
娘のイベントに限って、いつも雨。
こんな日まで雨、を通り越して台風とは・・・(泣)

晴天なら東山動物園、雨天は水族館と聞いて、
私は各務原市にあるアクアトトへ行くと勘違いしていました(笑)

台風で雨、がほぼ確定したときに、
「名古屋港水族館」の日程がラインで届いたときにはじめて、
名古屋港水族館!?雨の中を電車と地下鉄!?
と驚きました。

しかも2週間目の台風の日。
名古屋港水族館は、台風でも大丈夫なのだろうか、
電車が止まって、長いこと待つことになったら多動知的障害の息子は待てるのか、
不安は募るばかりでした。

でも、娘の卒園旅行、クラスのほぼ全員が来る。
連れて行かないわけにはいかない。
娘を見てくれるというママ友に預けて、
発達障害自閉症)の息子と私だけ行かないというのも心配。

とりあえず、1週間前の台風の時の状況を調査。

名古屋港水族館に電話すると、先週の台風の時も、
問題なく営業していました、ということで、
1週間前の台風は直撃だったものの、
今回はそれるようなので、水族館は大丈夫そうでした。

電車を調べると、1週間前の台風の時には、
電車は朝、動いていなかったそう。
今回は、来るのが夕方なので、
速度が早まらなければ、無事に帰ってきた後、台風が来るかも・・・




そうこう調べながら、もういいや、大丈夫だよ。何とかなるさ。
と、前向きに考えました。
本当は、移動支援を使いたかったんです。
が、予定が合わず、残念。支援があったら、気持ちがすごく楽なのに。

▼関連記事はこちら
移動支援とは?意外と知らない幼児期の便利な使い方



●予定変更に息子は・・・
だいぶ前からカレンダーに、動物園、と書いていました。
それが、台風の影響で、動物園になるか、水族館になるかわからず・・・

当日まで、動物園、と言って置き、
前日に「晴れたら動物園、雨なら水族館、多分雨だから水族館」と言いました。
息子は「水族館!」と喜んでいました。

でも、屋外好きの息子なので屋内の水族館で満足してくれるか心配でした。
魚に興味ないですし、動物園にはところどころ遊具もあるのですが、
水族館は魚のみ。なんだか心配です。




●息子の電車&地下鉄の移動は・・・
待ち合わせ場所に8時15分に集合、電車は55分に出発。

長い待ち時間も心配しましたが、お友達がたくさん集まってきましたし、
あらかじめ、みんなで行くと説明しておいたためか、
機嫌よく待ってくれました。

途中で点字ブロックの上を迷路のように歩きだして、
みんなから離れてしまう事が気がかりになりましたが、
呼べば戻ってくれました。

ホームで電車を待ち、みんなと静かに電車も地下鉄に乗って行くことが出来ました。

ちゃんと切符も自分で買いましたよ。


●水族館では・・・
ここまで、あまりに順調すぎて、息子のストレスがマックスになった頃、
広い初めての水族館に来て大興奮。

一人で行ってしまい、私が追いかけるはめになりました。

しろくまのおうちの模型に入るのが気に入って、何度も入っていました。


同じところをぐるぐるぐるぐる何時間もぐるぐるして、
つまらなくなり、怒り始めました。


その間、ずっと北館にいました。

帰る時間まで、まだ2時間以上ある。

どうしよう。先に2人で帰ろうか。

娘を見てくれているママ友に連絡して、今いる場所を確認。
息子に「娘ちゃんのところに迎えに行こう」と、迎えに行きました。

娘は南館に居て、南館の方が広くていろんな魚がいて、
息子の機嫌も直り、最後の待ち合わせ時間まで見ることが出来ました。

私が、名古屋港水族館と河川環境楽園を間違えていたため、
準備不足だったんですよね。

何年か行っていなかったため、
南館の方がいろいろ充実していることを忘れていました。
館内を把握しずに息子を連れて行くのは、無謀ですね。反省。



●帰りの電車&地下鉄では・・・
行きは、息子も水族館を楽しみに、電車も地下鉄も静かにお利口に座っていました。
ところが、帰りは疲れもあり、長旅でつまらないこともあり、落ち着きません。
そりゃ、そうですよね。

地下鉄は20分くらい、電車は25分かな、待ち時間もある。
でも、そう思って、スマホに幼児用の曲をいくつかダウンロードしておいて、
イヤホンも持って来ていたので、それを聴きながら少し時間をつぶしました。

それから、雨で窓が曇っていたため、窓にお絵かきをしたら、
楽しんでくれました。
特に、絵より迷路が好きなので、窓に迷路を書いて遊びました。



そんな風に時間をつぶし、何とか無事に帰ってこれました!!
あー、無事、一大イベントが終わりました。
イベントには、事前の準備が必要だと、あらためて思った出来事でした。


<情報>東山動物園、名古屋港水族館、JR(100キロ以上)は、療育手帳で減免されますよ。

2017年11月6日月曜日

私は一人じゃないと感動する出来事が・・・

私は、夏休み前、夏休み、そして夏休み明けの
苦しい出来事で、気持ちを立て直すことに必死でした。

そういう出来事があればあるほど、
周りと接点を持つことがつらくなって、
ますます孤立していってしまいますよね。

そんなときのことでした。


●地域のイベントへの参加案内が苦しくて・・・

こんなイベントの誘いがありました。
・市民運動会の種目にたくさん出てください。
・子どもたちみんなで、電車と地下鉄を乗り換えてテーマパークへ行きましょう。


去年の市民運動会では、小学校1年生で初めてのこともあり、
多動の息子は、目を離すとどこにいるかわからなくなり・・・

そして景品のお菓子を、とめるのを振り払って全部食べてしまい、
夜に、生まれて初めて、全身に「じんましん」が出ました。

そんなこともあったため、市民運動会がゆううつでした。

でも、去年は息子も娘も、親子競技で、楽しそうに参加できたので、
それぞれ、楽しませてあげたい。

そうすると、娘と競技に出ているときは、
息子から目を離してしまう。
そういう不安がありましたが、1種目だけだと割り切って、
気にしないことにしました。


市民運動会は、それでいい。

だけど、電車と地下鉄を乗り換えて、テーマパークへ連れて行く。
発達障害自閉症)の息子だけでなく、定型発達の娘も連れて・・・

もしも線路に落ちたら、そう考えると恐ろしくて、
またもや、ゆううつな気持ちになりました。


だけど、うちの子だけ連れて行かなければ、娘は絶対に悲しむ。
実は、それは、保育園のクラスで、卒園旅行としてみんなで行こう、というもの。
もういいや、車で行こう。


車だったら、息子と娘を乗せて、
高速道路で遠くまで連れて行ったことがある。

息子のようには体力がない娘を、多動の息子のペースで、
園内を連れまわしたのは、かなり大変だったけれど、
なんとかなるだろう。
無理なら、早めに帰ればいい。車に乗せてしまえばいい。


テーマパークへ行っても、
園内で集団行動できないかもしれない。

みんなと一緒に居たい娘を友達から引き離して、
息子のペースでみんなと離れて歩くだけになり、
娘が泣くかもしれない。

それでも、息子には、
集団で行動をさせる一つの良い機会にはなる。
そう思い、テーマパークへ連れて行く覚悟を決めた頃でした。


●娘の友達に「家に遊びに来て」と誘われて・・・

そんな風に悩んでいるときに、
娘の友達から「家に遊びに来て」と誘われました。

娘の友達のママから誘われたのは初めてで、
嬉しかったのですが・・・

以前に息子の友達の家に行った後に
その親さんと疎遠になってしまったこともあり、
今度は大丈夫なのか、心配になりました。
 
息子がデイサービスに行っている日に、
娘の友達の家に行きました。
娘の友達が集まっていました。

ママとは、初めて、
お互いの仕事の話や子育ての話をしました。

他の子ども達は、
おもちゃの取り合いをして、よくすねていましたが、
娘は、駄々をこねることもなく、怒らずに、泣かずに、
お利口にしていてくれて、ほっとしました。

楽しく、気分良く家に帰ってくると、
その中のママの一人から、
Lineにメッセージが入っていました。



●一人じゃないと涙が止まらず・・・

Lineのメッセージには、
こんなことを書いてくださっていました。


テーマパークのことだけど・・・
娘ちゃんは、私たちと一緒に行って、
ママは息子くんと一緒に行くのはどおですか?

娘ちゃんは、おりこうさんなので、
私たちと一緒に行けるから安心してください。

娘ちゃんと、息子くんと、
みんなで電車で行けるなら、嬉しいです。
娘ちゃんは、お任せください。

今日遊んだメンバーのグループで行く予定で、
みんなで息子くんを見守ることが出来るから、
ママ、大丈夫だよ。

息子くんも、みんなと一緒なら楽しいと思うよ。
楽しんで行こうね。


このメッセージを読んで、涙が止まりませんでした。



グループのママ友が、息子の特性を理解して
「息子君、一人で行かないよ、一緒に行こうね。」
と言ってくれたら、
息子だって、集団行動できるはず!


小学校の特別支援学級でだって、
ちゃんとみんなとゲームをやったり、
授業を受けたり、
全校集会で先生方の話を聞いたりも出来るんだから。

周囲の理解があること、温かい目で声をかけてもらえること、
それが、遅れや障害のある子どもたちには、
特に必要なんです。


保育園の夏祭りの息子のトラブルも知ってのことだと思います。
きっと、ママ達は「テーマパークに一緒に行こう」と私を誘うために、
私を家に呼んでくれたんだろうな、と思いました。

私が息子のことで、気兼ねしなくていいように、
まずは家に呼んでくださり、仲良くしてくださり、
その上で、誘ってくださったのだと思います。

その温かい気持ちで胸がいっぱいになりました。

今まで、自分はずっと一人だと思っていました。
息子のことで迷惑をかけても、
息子を追い回して娘を置き去りにしていても、
最後は自分が何とかするしかありませんでした。

だけど、それは、私の方が、
バリアを張っていたのかもしれません。


初めて、息子と娘のおかげで、
他のママと繋がることが出来ました。

素敵なママ達と私をつないでくれて、
子ども達、本当にありがとう。


どうか、みなさんにも、
そんな出会いがありますように。

発達障害育児 周りに迷惑!?みじめな気持ちでいっぱいに

保育園の夏祭り、小学校の夏休みが終わり、
運動会、市民運動会と
忙しいイベントが続いています。


この忙しい時期を乗り切るのに、
一人で定型発達の娘と発達障害自閉症)息子を育てている母子家庭の私にとっては、
悩ましい季節です。


そのことで、みじめな思いをしたこと、
のちに、自分は一人じゃないと感動した出来事について
書きたいと思います。


●保育園の夏祭りでみじめな思いを・・・

保育園の夏祭りでは、
園児のママがゲームの運営の当番に当たります。
例外なく、私にも当番が当たります。


日中であれば、息子を放課後等デイサービスや
学童に預けられるのですが、
夏祭りは、夕方から夜にかけて。

息子を預けるあてはなく、
そして、保育園の夏祭りは息子の大好きなイベントでもあるため、
連れて行ってあげたいという思いもあります。

事前に、保育園の主任保育士と担任・副担任の先生に、
息子を連れて行くこと、
当番をやっている間に多動の息子が迷惑をかけるかも、
ということはお話ししていました。

でも、卒園した息子に、保育士を配置してほしい、とまでは
さすがにお願いできず・・・


主任保育士の先生も、
「保育士はたくさんいますから、
みんなで見てますから大丈夫ですよ。」と言ってくださったので、
お言葉に甘えたのですが・・・


私が当番をしている間に、
息子は、かき氷を横入りでもらって食べていたそうで、
「お子さんがかき氷を持って行ってしまいました。」と言わました。

どうやら、長いこと、かき氷のところで迷惑をかけていたようで、
「お母さん、子ども見たって!」「もう、当番変わるから!」と言われて、
周りからの視線がとても痛かったです。
いや~な雰囲気に包まれていました。


本当なら、父親が出てこれないなら、
祖父母が出てくれば良いことなのでしょうが、
祖父母の性格上、むつかしい。

かといって、当番を断るわけにもいかず。


そのために、園の先生に話はしたわけだけど、
当番に入る前に、主任保育士に、
一声かけてから入ればよかったと後悔しました。



私を言葉で責める人はいませんでした。
でも、みんなの態度は明らかに、苛立ちがにじみ出ていて、
なんとも言えない、胸が締め付けられるような思いでした。


事前にわかっていたこと、でも、どうしようもないこと、
こういう事って、もう、
ただ、謝るという姿勢を見せるしかないのかも、とも思いました。

どうにもならないことって、あるから。

母子家庭で障害者を抱えていれば、
常に遠慮して、人の邪魔にならないように、
びくびくするしかないのだと、みじめな思いでいっぱいでした。



●自分は一人ではないと感動する出来事が・・・

そんな沈んだ心が吹き飛ばされるような、
私は一人じゃないんだって、
感動する出来事が起きたんです。



長くなりましたので、また、この続きをお届けしたいと思います。

読んでくださり、ありがとうございました。

2017年11月5日日曜日

発達障害の息子の大好きなさつまいもゲットのため息子と娘の芋ほり農園へ


昨年度、芋ほりに行って、凄い大きさのサツマイモが大量に掘れたため、
やみつきになっている私。

だって、発達障害自閉症)の息子は、
大のさつまいも好きなんです。
定型発達の娘は、掘る方が好きかも・・・

各務原市の芋ほり農園「永田農園」では、
ものすごく大きなサツマイモが大量に掘れるんです。
これで、2人分。
1人700円×2人分+大人の付き添い料金100円


毎年冬には大量にさつまいもを食べるため、
どうせなら、子ども達に掘らせてあげたい。
これだけあっても、意外と食べるとすぐになくなっちゃうんです。
息子がすごく食べるから(汗)


ちなみに、さつまいもは、掘ってすぐに食べるとおいしくないです。
甘くないんです。
しばらく、2週間ほど置いておくと、自然と甘くなります。


それなのに・・・去年は次から次へと、
甘くなる前に息子に食べられました。

今年は、そうならないように、届かないところへ隠しました(笑)
せっかく収穫したさつまいも、甘くしておいしく食べたいです。


こうやって、自分たちで掘ると、
食にも興味がわきます。偏食対策にも良いですよ。


2017年11月3日金曜日

発達障害の息子と定型発達の娘とハロウィーン


かぼちゃの煮物は食べなかった息子。
でも、ハロウィーンのカボチャの形を作ったら、
バクバクと食べました!

無くなるくらいまで食べてた(笑)
ほとんど食べられました。

子供って、発達障害自閉症の子どもも、定型発達の子どもも、
見た目が変わるだけで、反応が違いますね。
偏食対策にも良いですよ。




その後は、おばけごっこ、をして遊びました。
と言っても、
帽子をかぶってマントをつけて
「おばけだぞ~待て待て~」と
追いかけまわすだけ。

でも、こんな単純な遊びが、発達障害の息子にも、定型発達の娘にも
喜ばれます。

子どもって、本当に、おいかけっこが好きですね。

こんな、代り映えの無いハロウィンを過ごしました。


2017年10月18日水曜日

定型発達の娘と無料券で銭湯へ


●銭湯の無料券

親子ふれあい入浴券が7月に保育園で配布され、
9月初旬まで、岐阜県内の公衆浴場組合の銭湯では、
入浴券を使うと、自費負担は無料で入浴できます。
岐阜県からの補助金でまかなうとのことでした。

他県のふれあい入浴は、同じ制度なのか、
違う制度なのか、わかりませんが・・・


岩盤浴などが入ったスーパー銭湯が人気の中、
昔ながらの公衆浴場を守ろうという企画でしょうか。

去年も夏場のこの時期に、入浴券が配布されました。
夏場は銭湯のお客さんが少ないんでしょうね。




●銭湯は娘と二人でのんびりと

息子が幼児のうちは、
ふれあい入浴券の公衆浴場だけでなく、
スーパー銭湯にも、よく息子も連れて行っていました。

でも、多動の息子は、湯を転々としてウロウロ・・・

足からですが、ザバンと飛び込んで水しぶきが上がったり、
中で泳ぐ真似をしたり、
おけを何個も入れようとしたり・・・

他のお客さんに迷惑がかかるため、
目を離すわけにもいかず
息子を追い回して、ゆっくり入れません。

最近は息子が放課後等デーサービスなどでいないときに、
定型発達の娘と2人で行ってくつろぐようにしています。






●去年の親子ふれあい入浴券は・・・

去年から小学校に上がった息子。
親子ふれあい入浴券は小学生への配布は無く、
娘だけもらってきたので、
去年も娘と二人で行ってきました。


去年は、岐阜市の梅林公園の近くにある
「きんたろうの湯」に行ってきました。



昼間は営業をしていなくて、夕方だったため、
人でいっぱいでした。

年配の方ばかりで、子どもは珍しいようで、
娘はよそのおばあちゃんに話しかけられていました。

鍵付きのロッカーが無かったので、
貴重品にちょっと困りました。
このような昔ながらの銭湯には、
貴重品は持って行かない方が良いですね。

今どきのなんでも完備の広いスーパー銭湯ではなく、
このような素朴な銭湯でも楽しめるというのも、
子どもにとって良いことかな思います。

浴槽の数は少なかったけれど、
壁に書かれたきんたろうの絵を、
娘は喜んでいました。



家に帰ってから、
絵日記に、きんたろうの絵を描いてくれました。





●今年は・・・

今年は違うところへ行こうと、今年もネットで検索。

9月の始めに、柳ケ瀬の近くの、岩風呂が立派な、
「のはら湯」に行ってきました。




ロッカーや靴箱にも鍵がかかるようになっていて、
助かりました。

岩風呂が迫力で、広めでゆったり。
他に、小さめのジャグジーと電気風呂と水風呂がありました。

昔ながらのわりに、広くて、きれいにされていました。

午後から営業していたので、昼過ぎに行ってきました。
人が少なくて、ゆっくり入ることができました。

ちなみに、お湯は、根尾川温泉郷の湯という風に、
成分とともに標記がありました。


家から自転車で15分くらい、歩くと30分くらい、
行きは娘を乗せて自転車で、
帰りは歩いて帰ってきました。

良い運動になりました。


夜、娘は、絵日記に描いていましたよ。
左:私と娘が岩風呂に入っているところ
右:ジャグジー



私は、夏休みは、息子のラジオ体操の付き添い、
お弁当づくり、朝夕の遊びへの付き合い、家庭学習など、
息子のために多くの時間を使い、
自分がほっとする暇がありませんでした。

久しぶりにゆっくり出来ました。

2017年10月16日月曜日

娘の就学前検診が終わりました  発達障害の息子の時は・・・

先日、年長の娘の就学時検診がありました。
ちょっとお調子者の娘。 沢山のお母さんや子どもが来るために、あらかじめ、
「騒いだらダメだよ。先生達が見てるからね。今度来る子は、おりこうか、見てるからね。」と言い聞かせました。

集合は体育館。

二年前、息子の就学時検診に発達障害(自閉症)の息子を連れていった時は・・・ 知的障害で多動傾向の息子は・・・

▼記事の全文はこちら 就学時検診 発達障害の息子と定型発達の娘のこと

2017年10月14日土曜日

発達障害の子も 定型発達の子も 丁寧に教えると伸びる


先日、7月に行われた、娘のピアノの発表会のDVDが届きました。
娘の初めてのピアノの発表会、一緒に連弾で弾いてきました。

私の方が緊張してしまい、手が勝手に動いている感じでした。
だから、伴奏がカチコチ、という感じ(笑)

和音も間違えて不協和音になってしまい、音がちょっと汚くなってしまっています(汗)
聞き苦しい音楽になってしまいましたが、良かったら聴いてみてくださいね。


「ピアノをやりたい。」
年少の頃から言っていた定型発達の娘。

じゃあ、キラキラ星を弾けるようになったらね。

そう約束し、
年少の時に片手でキラキラ星を弾けるようになりました。

それでもピアノ教室を始めなかったので、
何度も娘に催促され、
年中から、ピアノ教室に通い始めました。


●順調だった頃

自分から「ピアノを習いたい」「ちゃんと練習する」
と言っていましたが、毎日となるとやはりなかなかできません。

「ピアノやりなさい」と怒るのもつかれるので、
毎日帰ったらすぐに、一緒にやるようにしました。

すると、ピアノの先生に聞いてもらうたびに、
1曲か2曲、花丸がもらえて、次の曲に進みます。

楽譜も読めるようになり、順調でした。



●うまくいかなくなった頃

そろそろピアノにも慣れたし、
楽譜も読めるようになったし、
自分で練習してほしいな。

仕事が忙しかったのもあり、
一人で練習をさせていました。

そして、練習しない日も・・・

そうすると、やはり出来ないんですね。

そして、ピアノ教室に行っても、
ふざけて、なかなか先生の指示に従いません。



●ピアノがうまくなるコツは・・・

そんなピアノを真面目にやらない時期が続いたので、
先生に相談しました。

先生はこんなことをおっしゃいました。


 ピアノ教室に来ている子達で、
 上手に弾けるようになって、
 次々に新しい曲を練習していく子達に共通するのは、
 親が一緒に練習していることです。

 幼児期に、一人でピアノを練習して上手になる子どもは
 ほとんどいません。

 楽譜も、『 # 』が出てきて、どんどん難しくなっています。

 そして、お子さんみたいに、弾けていた子は、
 弾けないと恥ずかしいって思うんじゃないかな。
 練習していなくて、弾けないと分かっているから
 真面目にやらないんだと思います。」

と言われました。

自閉症の息子の算数を教えることばかりに気を取られて、
最近、娘のピアノを見てあげていなかった事を反省しました。



●再び順調に

娘のピアノを毎日見る生活に戻しました。

私「左手も弾いてごらん」

娘「えー!左手難しいんだよ、
 だって左手にも『 # 』が付いてるんだよ。」

私「え!?ほんとだね。難しいね。この音は・・・」

娘「ここやし!」

って、私が教えなくても、分かってるやん!!

結局、分からないわけではないんです。
落ち着いてやればちゃんと分かる。
だけど、幼児期にひとりで落ち着いて練習することは難しい。

定型発達の子どもでも、発達障害の子どもでも、
凄く手がかかるな、子育てって、
子どものためにどこまで時間を上手に作ってあげられるかだな。

そう、改めて実感した出来事でした。



2017年10月11日水曜日

発達障害児の妹のお手紙


うちの息子は、発達障害自閉症)で、多動傾向があります。
1歳3ケ月で歩けるようになってから、いつも動き回り、私は息子を追いかけまわしてばかりでした。
赤ちゃんの頃から、いつも置いてけぼりの娘。


そんな息子も、もう小学校2年生、娘は年長になりました。


小学校2年生の息子ですが、多動の薬を勧められるほど、移動支援を利用し始めるほど、多動の傾向が強いです。


そして、息子は、昔から、癇癪もひどかったです。
昔は、頭をゴンゴンと床に打ち付ける自傷行為がありました。
今は、物を投げるような行動や家族をたたくことも。
小学校前後で落ち着いていましたが、この夏休みにイライラしやすくなり、怒った時の感情コントロールがうまくいかなくなりました。
おかげさまで、私もまたストレスがたまる日々を過ごしています。


息子の子育てと、家事と大変な私は、娘から、以前はよく、お手伝い券をもらいました。
保育園で、母の日のプレゼントに、作ってからでしょうか。
なるべく、思い出したときには、使うようにしたんですが・・・
せっかく何枚ももらっていたのに、お手伝いを頼むときは券を渡していないことが多かったのが反省です。



最近は、娘から、よくお手紙をもらいます。
以前に、唯一買った1冊の子ども向け雑誌に便せんがついていて、昨年度末に、転園するお友達にお手紙を書いてからでしょうか。お手紙に興味が出たようです。
最近は、よく、私に手紙を書いてくれます。先日も書いてくれました。
お絵描きも上手に描いてくれました。

ままへ ●●●より
まま いつも かたづけありがとう
しょっきや こっぷを かたづけて ありがとう
まま こんどから ▲▲くんが うんぎゃあだったら
●●●にまかせてね
まま おでかけ たのしかった。
だいすきです まま いつも ごはん おいしいよ。



散らかしたらだめ、終わったらお片付け、ママも食器洗うから忙しい、などと、
毎日口を酸っぱくして言っているからでしょうね。
うんぎゃあだったら、というのは、癇癪のこと。娘なりに頑張ってくれています。
嬉しい反面・・・なんだか罪悪感・・・(汗)


ちなみに、おでかけたのしかった、とは、娘と二人だけで行ったランチのこと。
いつも、お手伝いを頑張ってくれている娘には、なるべく感謝の気持ちを、目に見える形で伝えるようにしています。



そして、娘が初めて、息子にもお手紙を書いてくれました。



▲▲くん だいすき。★


まだ年長の娘が、こうやって、私たちを気遣って、手紙を書いてくれることは嬉しいけれど、無理させていないかな。って、ちょっと心配になったりもします。


だから、甘えさせてあげられる時は、二人でお出かけしたりします。
普段から、いっぱいほめて、お兄ちゃんの面倒を見てくれるお礼もたくさん言います。


なんでも前向きで、息子だけでなく、保育園のみんなに対してもとても面倒見が良い娘だから、自分を犠牲にして、無理しているわけではなさそう。


でも、年長だから、本当はもっと甘えたいと思う。
そういう気持ちは、「わかってるよ。」「大好きだよ。」って、いっぱい伝えようと思っています。


▼仲良しの娘と息子 保育園時代
発達障害(自閉症)育児 兄弟仲良く 娘の思いやり


2017年10月10日火曜日

発達障害(自閉症)育児 兄弟仲良く 娘の思いやり

発達障害や自閉症の子どもがいると、兄弟の子育ても、定型発達の子どもの育児とは違ってきますよね。
発達障害や自閉症の子どもに手がかかり、兄弟がやきもちをやいたり・・・
逆に、言葉がよく出る兄弟の相手に手が取られ、発達障害や自閉症の子どもがいつも一人遊びをしてしまったり・・・

発達障害や自閉症の子どもの兄弟関係の、私の理想は、兄弟が発達障害や自閉症の子どもの事を好きで、助けてあげる関係です。そんな兄弟関係になっていくように心がけて育児しています。ありがたいことに、今のところ、そんな関係ができています。


歳、三歳の娘と息子の様子

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発達障害(自閉症)育児 兄弟仲良く 娘の思いやり

2017年10月2日月曜日

年中の保育参観


定型発達の娘が年中の頃、保育参観に行った時の話です。

親子で触れ合い体操のような内容ばかりだったので、
娘と遊ぶために行ったようでした(笑)

年中さん要素としては、
「じゃんけん列車」があったことかな。
じゃんけんをして、負けたら後ろに繋がっていく、
という遊びをしました。



娘は、2回勝ちましたが、3回目に負けてしまい、
後ろに繋がってから、静かに泣いていました。

他の子も、3人くらいかな。泣いていました。

年中さんは、負けて悔しくて泣く子が多いそう。
年少さんだと、まだあまり悔しくない子も多く、
年長さんだと、もう悔しさも卒業する子もいるらしいです。



そんな、年中さんならではの、成長を感じる参観でした。

そして、私が帰るときも、娘は大泣き。

今年の参観は、初めてママが最初から最後まで居たから
嬉しかったんだろうな。
去年までは、寂しい思いをさせていたんだと思います。

そして、他の子も、ママと離れる時は大泣き!

年中さんですが、触れ合い体操でべったりだったからか、
沢山の子が泣いて、びっくりでした。

まだまだ甘えたい時期なんですね。