2017年11月6日月曜日

私は一人じゃないと感動する出来事が・・・

私は、夏休み前、夏休み、そして夏休み明けの
苦しい出来事で、気持ちを立て直すことに必死でした。

そういう出来事があればあるほど、
周りと接点を持つことがつらくなって、
ますます孤立していってしまいますよね。

そんなときのことでした。


●地域のイベントへの参加案内が苦しくて・・・

こんなイベントの誘いがありました。
・市民運動会の種目にたくさん出てください。
・子どもたちみんなで、電車と地下鉄を乗り換えてテーマパークへ行きましょう。


去年の市民運動会では、小学校1年生で初めてのこともあり、
多動の息子は、目を離すとどこにいるかわからなくなり・・・

そして景品のお菓子を、とめるのを振り払って全部食べてしまい、
夜に、生まれて初めて、全身に「じんましん」が出ました。

そんなこともあったため、市民運動会がゆううつでした。

でも、去年は息子も娘も、親子競技で、楽しそうに参加できたので、
それぞれ、楽しませてあげたい。

そうすると、娘と競技に出ているときは、
息子から目を離してしまう。
そういう不安がありましたが、1種目だけだと割り切って、
気にしないことにしました。


市民運動会は、それでいい。

だけど、電車と地下鉄を乗り換えて、テーマパークへ連れて行く。
発達障害自閉症)の息子だけでなく、定型発達の娘も連れて・・・

もしも線路に落ちたら、そう考えると恐ろしくて、
またもや、ゆううつな気持ちになりました。


だけど、うちの子だけ連れて行かなければ、娘は絶対に悲しむ。
実は、それは、保育園のクラスで、卒園旅行としてみんなで行こう、というもの。
もういいや、車で行こう。


車だったら、息子と娘を乗せて、
高速道路で遠くまで連れて行ったことがある。

息子のようには体力がない娘を、多動の息子のペースで、
園内を連れまわしたのは、かなり大変だったけれど、
なんとかなるだろう。
無理なら、早めに帰ればいい。車に乗せてしまえばいい。


テーマパークへ行っても、
園内で集団行動できないかもしれない。

みんなと一緒に居たい娘を友達から引き離して、
息子のペースでみんなと離れて歩くだけになり、
娘が泣くかもしれない。

それでも、息子には、
集団で行動をさせる一つの良い機会にはなる。
そう思い、テーマパークへ連れて行く覚悟を決めた頃でした。


●娘の友達に「家に遊びに来て」と誘われて・・・

そんな風に悩んでいるときに、
娘の友達から「家に遊びに来て」と誘われました。

娘の友達のママから誘われたのは初めてで、
嬉しかったのですが・・・

以前に息子の友達の家に行った後に
その親さんと疎遠になってしまったこともあり、
今度は大丈夫なのか、心配になりました。
 
息子がデイサービスに行っている日に、
娘の友達の家に行きました。
娘の友達が集まっていました。

ママとは、初めて、
お互いの仕事の話や子育ての話をしました。

他の子ども達は、
おもちゃの取り合いをして、よくすねていましたが、
娘は、駄々をこねることもなく、怒らずに、泣かずに、
お利口にしていてくれて、ほっとしました。

楽しく、気分良く家に帰ってくると、
その中のママの一人から、
Lineにメッセージが入っていました。



●一人じゃないと涙が止まらず・・・

Lineのメッセージには、
こんなことを書いてくださっていました。


テーマパークのことだけど・・・
娘ちゃんは、私たちと一緒に行って、
ママは息子くんと一緒に行くのはどおですか?

娘ちゃんは、おりこうさんなので、
私たちと一緒に行けるから安心してください。

娘ちゃんと、息子くんと、
みんなで電車で行けるなら、嬉しいです。
娘ちゃんは、お任せください。

今日遊んだメンバーのグループで行く予定で、
みんなで息子くんを見守ることが出来るから、
ママ、大丈夫だよ。

息子くんも、みんなと一緒なら楽しいと思うよ。
楽しんで行こうね。


このメッセージを読んで、涙が止まりませんでした。



グループのママ友が、息子の特性を理解して
「息子君、一人で行かないよ、一緒に行こうね。」
と言ってくれたら、
息子だって、集団行動できるはず!


小学校の特別支援学級でだって、
ちゃんとみんなとゲームをやったり、
授業を受けたり、
全校集会で先生方の話を聞いたりも出来るんだから。

周囲の理解があること、温かい目で声をかけてもらえること、
それが、遅れや障害のある子どもたちには、
特に必要なんです。


保育園の夏祭りの息子のトラブルも知ってのことだと思います。
きっと、ママ達は「テーマパークに一緒に行こう」と私を誘うために、
私を家に呼んでくれたんだろうな、と思いました。

私が息子のことで、気兼ねしなくていいように、
まずは家に呼んでくださり、仲良くしてくださり、
その上で、誘ってくださったのだと思います。

その温かい気持ちで胸がいっぱいになりました。

今まで、自分はずっと一人だと思っていました。
息子のことで迷惑をかけても、
息子を追い回して娘を置き去りにしていても、
最後は自分が何とかするしかありませんでした。

だけど、それは、私の方が、
バリアを張っていたのかもしれません。


初めて、息子と娘のおかげで、
他のママと繋がることが出来ました。

素敵なママ達と私をつないでくれて、
子ども達、本当にありがとう。


どうか、みなさんにも、
そんな出会いがありますように。

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